ケアマネ受験の予算は、試験までに払う額と合格後に必要になる額を分けて作ります。確認済みの料金、本人の仮見積り、未公表の費用を別欄にすると、今使える金額と後で確保する金額を判断できます。
原則は、自分が支払う費目と時期を先に把握することです。しかし、講座の分割月額だけを見たり、未確定の補助を差し引いたりすると、必要な時期の資金が足りなくなります。そこで確認日と適用条件を付けた小計を作り、未確認額を残します。掲載額は2026年10月30日の確認例で、別年度・別地域の確定料金ではありません。
「試験まで」と「合格後」で予算を二つに分ける
| 段階 | 確認する費用 | 金額を調べる先 |
|---|---|---|
| 学習開始 | 教材・講座・必要な機器や通信環境 | 教材販売元・講座公式の申込条件 |
| 受験申込み | 受験手数料・決済・書類発行や郵送 | 受験地域の当該年度要項 |
| 試験当日 | 会場までの移動・必要な宿泊 | 受験票と自分の移動条件 |
| 合格後 | 実務研修・教材・移動、登録や証交付の手続 | 研修実施機関と都道府県の現行案内 |
学習費と受験費は試験に向けて準備するお金です。一方、合格後の研修費は、試験対策講座の料金に含まれるものとして扱わないでください。東京都の公式案内でも、試験合格後に実務研修を修了し、所定の手続きを経て業務に就く流れを説明しています。試験の合格と、その先の手続きは別です。

受験費は地域の要項を見て、手数料まで記入する
参考として、東京都の2026年度受験案内では受験手数料12,400円に加え、コンビニエンスストアへの振込手数料148円が示されています。この二つだけなら12,548円ですが、郵送、証明書の準備、会場への移動などは別です。この金額を全国共通の料金や2027年度の確定料金として使うことはできません。
予算表には「東京都・2026年度・参考」と出典の条件まで残します。次に受験する年度の要項が出たら、その欄を最新の金額に置き換えます。以前の払込用紙や他県の料金表をもとに送金せず、実際の支払いは受験する地域の案内に従ってください。
証明書の発行に費用がかかるか、本人が用意する郵送物があるかは、勤務先や提出方法によって確認が必要です。一律の証明書代を足すより、発行依頼先と必要部数を先に整理し、費用が判明したものだけ記入する方が実用的です。すでに持っている書類でも、その年度に使えるかの確認は別に残します。
講座は月々の支払いではなく、契約総額で置く
分割払いは一度に支払う負担を分ける方法であり、講座そのものが安くなるとは限りません。確認時点のユーキャンのケアマネジャー講座は、一括54,000円、分割3,900円を14回で総額54,600円という表示です。予算表に入れるのは月額だけではなく、自分が選ぶ支払方法の総額です。金額は税込みで、教材費・指導費などを含み、送料は同社負担とされています。
これは支出の記入例であり、この講座の購入を勧めるための比較ではありません。別の講座を選ぶなら、同じように税込総額、含まれる教材、別売の演習、配送費、決済条件を確かめます。対象年度の講義一式に入っている問題集を、確認せず市販教材でもう一冊買えば二重の支出になります。
独学の場合も「講座代がないから学習費ゼロ」とはしません。まず、主教材と演習に使う教材を決め、手元のものが対象年度に合うかを点検します。解説が不足する部分だけ追加する方針なら、その不足が何かを言葉にしてから購入すると、似た本を重ね買いすることを避けられます。
合格後の研修費は、未定のままでも欄を残す
2026年10月30日時点の東京都の実務研修案内では、第29回第1期の募集要項は募集時期になってから掲載する予定とされています。次の研修費を、過去の別回の金額で確定したものとして扱うべきではありません。「金額待ち・募集要項掲載後に確認」と残しておきましょう。
実務研修は受講料だけでなく、対面で参加する日や実習に合わせた移動、必要な教材・通信環境も確認対象です。研修の一部をオンラインで受けられる場合でも、すべて自宅で済むとは限りません。勤務先が費用を負担する制度があるなら、対象費目、申請時期、立替の有無を勤務先へ確認します。負担者と精算時期が確定するまでは、自分が先に支払う額として管理します。
登録や専門員証の交付についても、申請先の案内で手数料と必要書類を調べます。ここでは地域別の金額を一律に置かず、試験費とは別の欄にします。研修を終えるまでの資金と、その後の手続きに使う資金を区別すると、いつまでに用意するかが見えます。
予算が限られるときは、支出の順番を変える
最初に確保するのは、実際に受験するための費用と、学習を継続できる基本の教材です。そのうえで、独学で解決できない部分に講義や質問支援を加えるかを考えます。高額な一式を先に決めて残りを交通費に回すのではなく、受験に必要な支出を確保した残額で比較する順番です。
移動費は会場が確定するまで幅を持たせます。会場が未定なのに変更できない宿泊を早く契約すると、想定と違う場所になったときに追加負担が生じる可能性があります。交通や宿泊の予約をする場合は、試験案内とは別に、その予約の変更・取消条件も確認してください。
最後に予算表を「確定額」「条件付きの見積り」「未公表」に分けて合計します。未公表分を含めた総額はまだ出せなくても、学習に今使える金額と、後から必要になる費目は整理できます。受験できる年度がずれる可能性があるなら、教材の更新や講座の利用期限を越えたときの追加購入も、発生条件付きでメモしておきましょう。
教育訓練給付は、講座の指定と本人の条件を確認する
ユーキャンの費用ページは一般教育訓練給付の対象講座と表示していますが、それだけで本人の受給資格は決まりません。厚生労働省の一般教育訓練給付Q&Aでは、受講開始予定日時点の受給資格と講座の指定について、ハローワークへ支給要件を照会できると案内しています。受講を始める前に講座名と開始予定日をそろえて確認しましょう。
予算表では、契約上支払う額と、要件を満たして手続きした後の給付を分けます。受給額や時期が未確定の段階では差し引かず、合格後の実務研修に関する給付とも別の欄で管理してください。
家計の支払い表と、費用の総額表を分ける
受講料の総額が予算内でも、受験料を払う月に分割払いと交通費が重なることがあります。総額表とは別に、支払いが必要になる月だけを書いた簡単な表を作ります。研修費の納入時期が未定なら、合格発表後に確認する予定として残し、家計から使える額を先に決めておきます。
会社の補助や返金を見込む場合も、申請すれば必ず支給されるという前提で契約しないようにします。自分がいったん払う額、戻ることが確認された額、まだ条件未確認の額を分けると、支払いが集中する時期の不足を見つけやすくなります。この記事の予算表は、その確認を進めるための整理用です。
既知の小計と未公表費用を分けた予算例
比較のため、確認できた地域料金と講座表示額を組み合わせた仮の記録です。本人の確定支出ではありません。分割を選ぶなら講座費は54,600円となり、一括の例より600円増えます。月ごとの支払い表には3,900円を14回に分けて記入します。
| 照合する項目 | 記入例 | 次の確認・処理 |
|---|---|---|
| 講座費 | ユーキャン一括54,000円を選ぶと仮定 | 確認時点の通常表示。購入済み・契約済みという意味ではない |
| 地域の試験費 | 東京2026年度12,400円+振込148円=12,548円 | 過年度・現年度の参照条件。次年度に流用せず要項公表後に差し替える |
| この2費目の小計 | 54,000+12,548=66,548円 | 学習から登録までの総額ではない |
| 本人が置く仮見積り | 交通・書類等を仮に3,000円と置く | 公式料金ではない。経路と提出方法が決まったら実額へ更新 |
| 仮見積り込みの部分合計 | 66,548+3,000=69,548円 | 含めた費目のみの合計として保存 |
| 合格後と未確認分 | 研修、研修の移動、登録・証交付等は別欄。会社補助は未確認 | 未確認額を0円にせず、未確定補助も差し引かない |
記録した条件を確かめるときは、必要な支援から講座を選ぶ比較、試験申込みの提出準備を参照してください。

よくある質問
- 講座の受講料に受験料や実務研修費も入っていますか?
-
含まれると確認できないものは別費用として扱います。試験対策講座、試験の申込み、合格後の研修・登録は別の手続きです。商品説明に書かれた教材・支援の範囲と、公的な申込先の費用を分けて確認してください。
- 来年度の料金が出ていなくても予算を作れますか?
-
費目と支払い時期の仮表は作れます。ただし、前年度の金額には年度と地域を付け、確定総額とは呼ばないようにします。次年度要項と研修募集案内の公表後に更新してください。
費用の確認先
東京都の試験案内、東京都の実務研修案内、ユーキャンのケアマネジャー講座費用を参照しました。実際の受験・受講時は対象年度の案内を確認してください。
