キャリアコンサルタント養成講座比較|総費用・日程・修了条件で選ぶ

執筆・編集:まっく部長公開日:

キャリアコンサルタントの養成講座は、実習日に出席できるものが候補です。通信学習と12日間のスクーリングを組めるなら日本マンパワー、通学・Zoomのクラスから日程を選びたいならLECが候補です。録画で学び、実習には会場へ通える人ならリカレントのライブ通信も合います。

養成講習は受験資格を得るための学びです。修了後には国家試験と名簿登録が続きます。比較した3社4講座の費用・日程・修了条件は2026年10月1日時点の公式情報です。

選び方の答え

オンラインでも決まった時刻に参加する実習があります。全日程に参加でき、修了証明が希望する試験の出願に間に合うクラスが候補です。録画を好きな時間に見るだけの学びとは区別して選びます。

目次

養成講習が必要なのは受験資格をこれから得る人

厚生労働大臣が認定する養成講習の修了は、国家資格キャリアコンサルタント試験の受験資格を得るルートの1つです。所定の相談実務経験3年以上など、別の受験資格を満たす人は、厚生労働省の受験資格案内と試験実施機関で対象となる経験を調べられます。

人事部で働いた年数だけでは、受験に必要な実務経験があるとは決まりません。誰のどんな相談を、どのような形で受けてきたかが問われます。その経験で受験資格を満たせるなら、養成講習を受けずに受験する道もあります。

キャリアコンサルタントは登録制で、5年ごとに更新する名称独占資格です。養成講習の修了は受験資格を得る段階で、試験合格と登録後に名称を使えるようになります。

リアルタイムの実習時間は講座で異なる

予定を空ける必要があるのはリアルタイムの授業時間です。下表の「通信」は録画などを自分のペースで学ぶ時間を指します。「通学」には決まった時刻のオンライン授業も含まれるため、自宅で受ける講座でも授業の予定を確保します。

講習授業時間の内訳日程と参加する場所
日本マンパワー養成講座(総合)リアルタイム96時間
通信90時間
スクーリング12日間。通学またはオンライン
LEC養成講座リアルタイム80時間
通信70時間
通学またはZoom。1日・半日等のクラス別日程
リカレント養成講座リアルタイム150時間
通信0時間
教室またはリアルタイムのオンライン
リカレント養成ライブ通信講座リアルタイム75時間
通信75時間
録画学習+実習。公開案内では実習は会場通学。オンライン代替は未確認
出典は厚生労働省の令和8年4月以降の養成講習一覧。時間の長さを教育品質の順位にしません。

認定講習と時間の出典は厚生労働省の養成講習一覧です。今回は通学・オンラインなどの学び方を比べられる3社を掲載しています。他地域の候補は公式講習検索で「養成」を指定して探せます。

日本マンパワーは通信90時間と12日間のスクーリング

通信課題を自分で進め、12日間のスクーリングを確保できる人には日本マンパワーが候補です。通学とオンラインから日程に合うクラスを選ぶ形になります。

LECは通学・Zoomのクラス日程から選べる

通信70時間とリアルタイム80時間を組み合わせるのがLECです。1日・半日などクラスによって日程が異なるため、勤務時間に合うクラスを探したい人に向きます。

リカレントのライブ通信は録画と会場実習の組合せ

録画学習の時間を調整しながら会場実習に参加できる人には、リカレントのライブ通信が合います。全ての授業に決まった時刻に参加する講座は、オンラインも選べます。一方、ライブ通信の公開案内では演習に会場へ通います。会場実習をオンラインに振り替えられるかは、掲載情報だけでは分かりません。

必須の入会金・教材費を含めると33万円から

4講座の通常料金は、LECの330,000円からです。リカレントは受講料のほかに入会金と教材費がかかります。受講料の表示だけで決めず、申し込むときに払う合計で比べます。

講習通常の講座費用合計(税込)費用の内訳
日本マンパワー養成講座(総合)396,000円入学金なし。教材費込み
LEC養成講座330,000円入学金・教材費込み
リカレント養成講座499,400円受講料437,800円+入会金33,000円+教材費28,600円
リカレント養成ライブ通信講座398,200円受講料360,800円+入会金22,000円+教材費15,400円
割引前の税込額。受験料と登録費用は別です。交通・通信費や任意の追加対策も含みません。

料金の出典は日本マンパワー受講案内と費用に含むものです。LEC養成講座と入学金・教材費のFAQも参照しています。リカレント養成講座とリカレントライブ通信が出典です。分割払いには手数料が加わる場合があります。

LECの2026年12月〜2027年3月開講分は、2026年11月1日以降の一般価格が330,000円です。10月31日までの早期価格320,000円とは申込期間が異なります。8〜11月開講分も一般価格は330,000円です。

出願までに修了証明が出るクラスなら希望の試験を目指せる

受けたい試験が決まっているなら、出願までに修了証明が出るクラスを選びます。欠席時の振替制度があっても、都合のよい日に振り替えられるとは限りません。別クラスの日程と空きも見ておく必要があります。

講習公開資料で確認した条件・支援申込前に確定すること
日本マンパワー通信は添削3回提出・平均60点以上。実習は76時間以上出席・最終日の修了試験60点以上。Web質問あり最終日の出席と課題締切。再提出費用と同開講月内の振替先
LEC知識編と実践編の両方を修了。添削3回60%以上・知識確認テスト70%以上の案内。講義前後等に質問可FAQ内に出席日数の表記差があるため、自分の期の必要日数・課題期限を受講案内で確認
リカレント
ライブ通信
メール質問は支援期間内に回数制限なしの案内。添削問題3回。実習の振替制度あり必要な出席時間と修了評価。課題締切・再提出条件に加え、実習会場と全日程。オンライン代替は未確認

条件の出典は日本マンパワーFAQと教材・添削・質問の案内です。LEC FAQ、リカレントライブ通信、振替サポートも参照しています。リカレントの全課程リアルタイム型も、課程別の修了評価と欠席時対応は受講案内の条件に従います。

LECのFAQは出席について「10日間のうち8日間以上」の説明と、修了コードの説明部分に「10日以上」とする記載がありました。対象期の必要日数は受講案内で確かめる必要があります。

キャリアコンサルタント養成講座は目標試験の出願から逆算し、修了証明、実習・課題、受講開始を確認する。出席や証明発行が間に合わなければクラスや受験回を見直す。

例えば日本マンパワーの11月17日開講コースは、一般申込締切が2026年11月9日、受講期間が2026年11月17日〜2027年4月16日と案内されています。最短で第35回試験を目指すコースであり、2027年3月の第34回を目標にする場合の候補にはそのまま使えません。

LECは2027年3月の試験向けと7月の試験向けで、開講する月が違います。リカレントも実習日はクラスごとに異なります。最後の授業の日だけでなく、出願に必要な修了証明やコードがいつ出るかまで見て、受ける試験を決めます。

キャリアコンサルティング協議会の公表日程では、第34回の学科・論述試験は2027年3月7日、申請受付は2026年12月11日〜22日です。第35回の学科・論述試験は2027年7月4日、申請受付は4月13日〜26日です。実技面接は別日程です。受験する実施団体の要項と、講習の修了証明が出る時期を照合してください。

実習で講師の助言を受け、相談への対応を直せる講座を選ぶ

実技で選ぶ基準は、自分の相談対応に助言を受けて直せることです。相談する側・支援する側・観察する側を経験した後に講師と振り返ります。話し方だけでなく、相談の受け止め方や支援の進め方を直す練習までできる講座が目的に合います。

公式の教材・サポート案内では、日本マンパワーは6冊のテキストとWeb添削を案内しています。LECは5冊のテキストとワークシート等、リカレントのライブ通信は録画学習と添削です。冊数だけでは、実技をどのように教わるかまでは分かりません。教材に何が入っているかと、練習中に受けられる助言を分けて比べます。

説明会で聞く内容は、自分が話す時間・他の人の対応を見る時間・講師が助言する時間です。提出物へのコメント見本があれば、何を直せるかまで分かります。質問できる期間と返却までの日数は復習の予定を組む材料になります。

専門実践の給付は本人と講座の要件に応じて支給される

専門実践教育訓練給付は受給要件と指定講座の条件を満たす場合、対象経費の50%が基本です。資格取得・雇用等の条件を満たすと70%へ、賃金上昇等の条件も満たすと80%まで追加される仕組みです。年間上限や受講開始時期の条件があり、講座修了だけで最大額になるわけではありません。

詳しくは厚生労働省の専門実践Q&Aと申請手続きで確認してください。原則として受講開始2週間前までの受給資格確認が必要なため、訓練前キャリアコンサルティングやジョブ・カードの準備は早めに進めます。

受験資格を得られる養成講習でも、給付金を使えるとは限りません。養成講習の認定と給付の指定は別だからです。3社とも専門実践の案内はありますが、自分が申し込むコース・指定番号・開講月と、本人の受給要件を確かめます。給付を受ける前には受講料を払う必要があります。

給付の事前手続きは受講開始日から逆算します。通信学習が先に始まる講座では、その開始日が基準になります。実習の初日から逆算すると手続きが遅れる場合があるため、通信を始める日も確かめます。

受験・登録まで含めた予算は講座代より大きくなる

リカレントのライブ通信で受験と登録まで進む例は、454,000円が起点です。内訳は講座398,200円+初回の学科・実技受験料38,800円+登録手数料8,000円+登録免許税9,000円です。交通・通信費は別にかかります。

受験料・登録費用は厚生労働省の試験・登録案内によります。総予算を48万円と仮定すると残りは26,000円です。この中から交通費や任意の対策費を払います。再受験や今後の更新にも費用がかかるため、残額で全て賄えるとは限りません。

出席できる実習日を選び、給付を受ける前に払うお金を用意できるかで受講を判断します。

社内のキャリア面談に使う場合は、担当できる相談の範囲と学ぶ内容がつながる講座を選ぶと目的がはっきりします。収入増を見込まずに払える範囲で考えると、学習を続ける予算にも余裕を持たせられます。

養成講座選びのよくある質問

オンラインなら録画を見るだけで修了できますか?

比較した講習には、決まった時刻に参加する実習があります。録画視聴で代わりにできる範囲は実施機関の規定によります。接続不良や途中退席の扱いも同じ規定に従います。

養成講習を修了すると資格取得になりますか?

養成講習の修了で得られるのは受験資格です。キャリアコンサルタントと名乗れるのは、試験に合格して名簿登録を済ませた後です。登録後も更新が必要になります。

合格保証があれば追加費用は不要ですか?

制度の名称だけでは判断できません。例えばリカレントは対象教科の再受講料免除を案内しており、合格そのものの保証ではなく、出席条件や再登録料があります。対象教科・申請条件を確認してください。

実習に参加できるクラスから相談支援を学ぶ

実習日程と修了証明の発行が受験予定に合うクラスが第一候補です。通信と12日間のスクーリングなら日本マンパワー、通学・Zoomからクラスを選ぶならLECが合います。録画と会場実習を組み合わせるならリカレントのライブ通信が候補になります。予算には給付を受ける前に払う受講料と、受験・登録の費用を入れます。

情報の基準日と比較範囲

比較は2026年10月1日の公開条件に基づきます。教材の観察範囲は日本マンパワーの電子見本への案内、LECの教材写真・構成、リカレントの教材・映像説明です。継続的に実技指導を受けた評価ではありません。講座ボタンは通常の公式リンクです。

書いて整理したい方には、受験・登録までの予算シートと完成例 記入用(PDF)も使えます。

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