FP技能検定の一部合格は、合格した試験日が属する年度の翌々年度末まで免除に使えます。2024年9月と2025年1月は同じ2024年度なので、どちらも2027年3月31日までです。学科は団体をまたいで免除を使える場合があります。一方で実技の一部合格は別団体の実技へ移せません。
対象は2級・3級です。学科だけか実技だけか、技能検定に総合合格しているかで免除範囲が変わります。期限内でも、実際に受けられる日を選び免除を申請する手続きが残ります。
2024年度の一部合格は2027年3月31日まで

きんざいの試験運営者案内では、一部合格の期限は試験日が属する年度の翌々年度末です。したがって、2026年度の一部合格は2029年3月31日まで有効です。日本FP協会の試験運営者FAQも、試験日が属する年度を起点にしています。
年度は4月1日から翌年3月31日までで数えます。次の自作例は期限の数え方を示しています。実際に受けられる日と予約枠は、別に公式の予約案内で調べます。
| 合格した試験の実施月の例 | 属する年度 | 免除期限 |
|---|---|---|
| 2024年1月 | 2023年度 | 2026年3月31日 |
| 2024年9月 | 2024年度 | 2027年3月31日 |
| 2025年1月 | 2024年度 | 2027年3月31日 |
| 2025年5月 | 2025年度 | 2028年3月31日 |
| 2026年6月 | 2026年度 | 2029年3月31日 |
2024年9月と2025年1月は、年が違っても同じ2024年度に入ります。そのため免除期限も同じです。「2025年に合格したから2028年まで」と年だけを見て計算すると、期限を誤ることがあります。
まず結果通知やマイページに表示された有効期限と照合してください。番号や期限が分からないときは、推測して入力せず、合格した団体の照会案内へ戻ります。
一部合格と技能検定への合格では、免除期限の扱いが異なる
片方だけの「一部合格」と、学科・実技の両方を満たした「総合合格」では免除の扱いが変わります。手元の書類が一部合格通知か合格証書かで、使う免除の条件が変わります。
学科の一部合格は同じ級または下位の級の学科が期限付き免除の対象です。実技の一部合格は同じ級の合格した種目に対応します。技能検定に合格済みなら、同じ級または下位の級の学科は無期限の免除対象となる扱いです。
出典は日本FP協会の試験要綱ときんざいの試験運営者の免除申請案内です。この説明は1級、AFP・CFPの認定や更新の期限を説明するものではなく、受検資格や手続きも免除とは別に確認します。
学科は団体をまたぐ免除が可能でも、実技の一部合格は移せない
きんざいで一部合格した学科を使い、日本FP協会で実技を受ける免除申請は、期限などの条件を満たせば可能です。一方、きんざいの実技の一部合格を、日本FP協会の実技の免除に置き換えることはできません。
日本FP協会の運営者FAQは、この違いを明記しています。実技の合格がある人は団体名だけでなく、合格した実技の正式名称も使って申請先を選びます。
たとえば、きんざい2級学科の有効な一部合格があれば、日本FP協会で2級実技を受ける際に学科免除を申請できます。一方、実技がきんざいの個人資産相談業務なら、残る学科を受けてその免除を使う申請先はきんざいです。実技がFP協会の資産設計提案業務なら、同協会で手続きします。
きんざいの受検者向けマニュアル(15ページ)でも、日本FP協会の実技一部合格番号を使って、きんざいの学科受検時に免除申請することはできないと説明しています。別の実技を新たに受けたい場合は、今ある実技合格を流用する話と分けて計画してください。
自動免除も、予約時に利用を希望する申請が必要
合格記録があっても、免除の手続きが済んでいるとは限りません。日本FP協会の「自動免除」も、何もしなくてよい制度ではなく、予約時に希望する申請が必要です。
| 現在の状況 | 確認する手続き |
|---|---|
| 日本FP協会で、番号が分かっている一部合格を使う | 反対側の試験を予約するとき、その都度一部合格番号を入力する |
| 日本FP協会で、同じアカウントの同じ級を別々に受ける | 条件に合う場合は予約時に自動免除を希望する申請を確認する |
| 日本FP協会の紙試験時代の一部合格を使う | 過去の番号を自動でアカウントへ追加できるとは考えず、予約時に番号入力で申請する |
| きんざいで、有効な一部合格を使う | 申請画面の総合合格判定(免除申請)の選択を確認する |
| 学科・実技の一部合格が両方あるが、総合合格になっていない | 有効期限と組合せを確認し、両方免除申請の対象かを調べる |
日本FP協会の自動免除で組み合わせるのは、同じアカウントの受検者ページにある一部合格です。同じ級で有効期限内という条件も必要です。通常の合格番号や紙試験時代の番号まで、自動で使われるわけではありません。
きんざいでは、紙方式の合格番号は入力し、CBT方式の番号は入力不要とされています。ただし、総合合格判定を「する」と選ぶ操作は必要です。番号を入力しなくてよいことと、申請が不要なことは違います。
両方免除の申請先は、実技を日本FP協会で合格した人は日本FP協会の両方免除案内、きんざいの実技合格ならきんざいの試験運営者の両方免除案内で確認します。両方の一部合格が期限内かを調べ、単なる証書の未着と区別してください。
2027年3月31日期限でも、FP協会の3月試験は24日まで
免除期限が3月31日でも、その日に受けられるとは限りません。試験の実施期間と休止期間があり、会場の空きも必要です。申込・変更期限までに手続きを終えられる日を選びます。
例えば日本FP協会の2026年度日程では、2027年3月の実施期間は3月1日〜24日で、25〜31日は休止です。免除期限が2027年3月31日でも、この案内では3月28日の試験を選ぶことはできません。
免除が使えても、古い教材が受検時の法令に合うとは限りません。受検月の法令基準日を確かめ、必要な改訂版や補足情報をそろえます。
次のA・Bは、2級の受検資格を既に満たし、まだ総合合格していない架空の人です。一部合格の記録が正しいと確認できた設定で、2026年10月に受け直しを検討します。
| 確認する項目 | Aさん | Bさん |
|---|---|---|
| 一部合格の記録 | 2024年9月、きんざい2級学科 | 2024年9月、きんざい2級実技・個人資産相談業務 |
| 年度と期限 | 2024年度→2027年3月31日 | 2024年度→2027年3月31日 |
| 最初の希望 | 日本FP協会で2級実技を受けたい | 日本FP協会で学科だけ受けたい |
| 使える経路 | 日本FP協会の実技予約で学科免除を申請する経路 | 今の実技免除を使うなら、きんざいで学科を申し込む経路 |
| 今回の修正 | 3月末ではなく、実施期間内の候補日を選び直す | 日本FP協会に実技免除を持ち込む案を見直す |
| 未確認 | 受検者ページの番号入力と希望会場の空き | きんざいの総合合格判定の選択と会場の空き |
Aさんが日本FP協会の実技を2027年2月中に受ける案なら、合格記録と申請方法を整えて予約開始を待つ流れになります。同協会の予約は受検月を含む4か月前の月初からなので、2月分の予約開始は2026年11月1日です。
Aさんは11月1日以降に会場の空きを調べ、受検日の3日前までに予約する計画です。Bさんはきんざいの案内と実技名を照合し、自分が申し込める学科の日程を別に確認する設定です。
Aさんは学科合格なので、条件を満たせば日本FP協会へ移って実技を受けられます。Bさんはきんざいの実技合格を使うため、きんざいで学科を受けます。同じ月の一部合格でも、合格した科目によって申請先が変わります。
Aさんの学科合格が2024年9月ではなく、2024年1月だったと仮定して比べます。試験の属する年度が一つ前に変わるため、2026年10月時点の行動も変わります。
同じAさんでも学科合格が2024年1月なら2023年度となり、期限は2026年3月31日です。2026年10月にはこの一部合格を使えないため、別に有効な免除根拠があるか、学科を受け直すかを考える場面です。
別に有効な免除根拠があれば、その記録を使って申請条件を調べます。古い一部合格だけでは免除できないため、実技だけの予算や教材を決める前に学科を受け直す必要があるかを判断します。
学科と実技の一部合格には、それぞれの期限があります。学科が2027年3月31日、実技が2028年3月31日まででも、両方を2028年まで使えるわけではありません。両方とも有効な間に、実技を合格した団体の申請条件を確かめます。
学科免除を使えるなら実技対策へ。期限切れなら学科の教材も必要になる
学科だけが残るのか、どの実技が残るのかが決まると、買い直す教材を絞れます。実技科目を選び直す場合は、実施団体・相談分野・教材対応から選ぶ方法で候補を整理できます。まだ使える教材で足りる部分と、法改正・計算解説・質問支援を補う部分を分けましょう。
2級の講座や実技対策を追加する必要がある人は、FP通信講座の受検資格・AFP研修・実技範囲の比較で、必要な中身と利用期限を確認できます。教材の総合セットを買っても免除申請は済まないので、講座選びと試験手続きは別々に進めてください。
解説を読んでも残る疑問がある場合は、独学と講座を分ける質問支援の確認方法も使えます。免除申請が受け付けられるかを講師に決めてもらうのではなく、制度の分からない点は試験機関へ確認します。
一部合格のよくある質問
- 一部合格は合格発表から2年間ですか?
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合格発表日から2年間ではありません。合格した試験日が属する年度の翌々年度末までです。計算した日付はマイページや通知の期限表示と照らします。
- 学科と実技を別々の団体で合格したら、自動で総合合格ですか?
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自動で総合合格になるわけではありません。両方の一部合格が期限内なら、実技を合格した団体の案内で組合せが対象になるかを調べて両方免除を申請します。
- 期限切れでも、先に予約していれば使えますか?
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基準になるのは予約した日ではなく、免除対象の試験が行われる日です。受検日が免除期限内に入っている必要があります。
- 学科を免除できれば、2級の受検資格も自動で満たせますか?
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学科の免除と2級の受検資格は別の条件です。自分の合格記録や修了記録が、2級要綱の受検資格と免除の両方に合うかを照らします。
編集・確認 学びを選ぶ。公式資料確認日 2026年10月1日。本人の一部合格記録と期限表示を、申請する団体の公式案内へ照合してください。
書いて整理したい方には、FP一部合格・免除期限と申請先 記入票(PDF)も使えます。
