応用情報技術者の通信講座を比較|2026年度CBTと科目B対策の選び方

執筆・編集:まっく部長公開日:

基礎知識があり全分野をオンラインで学ぶならスタディングが合います。学習経験があって紙教材と分野別講義を使うならTAC上級が候補です。基礎から復習する人にはスタディングの初学者コースもあります。2027年2〜3月の試験は2026年度後期なので、その後の新制度向け講座とは分けて選びます。

比較は2026年10月1日の公開条件に基づきます。科目Bの記述解説と自分の答案への添削は異なる支援です。講座ボタンは通常の公式リンクです。

選び方の答え

TACの商品名の上級コースA・Bは、本試験の科目A・Bを意味しません。講義で扱う分野の組合せを表しています。試験で使いたい分野に応じて選ぶと、追加講義の買い方も決まります。

目次

2027年2〜3月を目指すなら2026年度後期の教材

2027年2〜3月に受ける試験には2026年度後期の教材が対応します。科目Aは2月6日〜19日、科目Bは3月3日〜15日です。申込受付は1月27日〜2月16日で、暦年ではなく試験年度を合わせることが要点です。

IPAの実施期間案内では、科目Aと科目Bを同時に予約し、それぞれの期間内に受験する扱いです。本試験は講座と別に申し込み、空席のある会場・日時から選びます。

2026年度はCBT方式へ変わります。知識・技能の範囲や出題形式は従来と同じとの案内です。問題数や採点方式なども変わりません。一方、2027年度からの制度見直しは別の変更なので、教材が新制度に合わせて更新されるかは、商品ごとの案内で確かめます。

オンライン全分野ならスタディング、紙と分野別講義ならTAC

オンラインで動画と演習を進めるならスタディングが合います。TAC上級は基礎を学んだ人が紙教材と必要な分野の講義を組み合わせるコースです。すでに基礎を学んだ人と、基礎から復習する人では学ぶ量が違います。自分に必要な基礎講義も含めて料金を比べます。

商品・Web受講通常料金対象と含む範囲
スタディング 応用情報技術者 合格コース
2026年度合格目標
43,800円IT基礎知識がある人。APの科目A動画約30時間と科目B解説約22時間。演習・模試、質問10枚も含む
スタディング 応用情報技術者 初学者コース
2026年度合格目標
54,800円上記にITパスポート約32時間と、基本情報の科目A約38時間等を追加。基本情報の科目Bは含まない
TAC 応用情報技術者 上級コース/A/B
2026年後期合格目標
全分野94,000円
A・B各67,000円
新規入会金10,000円別
学習・受験経験者向け。全分野は最大34回、A・Bは24回。紙教材・問題集・テスト・Web公開模試、質問メール50回

IT基礎が身についている人はスタディング合格コース43,800円が候補です。基本情報の科目Aだけを復習する49,500円のコースもあります。初学者54,800円はITパスポートから復習したい人向けで、基本情報の科目Bは含みません。

TAC上級は学習・受験経験者向けです。分野別のA・Bコースは各67,000円で、新規には入会金10,000円が加わります。全分野を使いたい人は94,000円の上級コースが候補です。

TACのA・Bは講義分野の組合せを表している

APの科目Bは11問から5問を解答し、情報セキュリティ1問が必須、残り10問から4問を選びます。IPA試験要綱Ver.5.6の別紙に出題構成が示されています。学校の講義分野は次のとおりです。

TAC上級の分野別講義含まれる分野
上級コースA情報セキュリティとデータベース、ネットワーク。システムアーキテクチャとプログラミング、情報システム開発
上級コースB情報セキュリティとプロジェクトマネジメント、サービスマネジメント。ネットワークと経営戦略/情報戦略、システム監査
全分野の上級コース分野別実践講義は最大26回から選択。分野の選び直しも考える人の比較対象

TACのA・Bは、申し込んだ後に講義分野を変えられません。ただし、テキストと問題集には全分野が載っています。実力テストや模試も全分野を扱います。講義を選ばなかった分野も、問題教材で学ぶことはできます。

対象コースの受講生は追加講義を単科で購入できます。データベース3回は8,700円、情報システム開発2回は6,700円で、単科には教材が付きません。

Bコースにデータベース8,700円と情報システム開発・プログラミング・システムアーキテクチャを各6,700円で加えると95,800円です。全分野94,000円を1,800円上回るため、この4分野まで使うなら、最初から全分野コースを選ぶ方が安く済みます。

自分の記述答案を直してもらうには添削の支援が必要

自分の記述答案に添削を受けたい人には、学習質問とは別の支援が必要です。スタディングの質問10枚は講座の内容を聞くためのもので、記述式の答案添削には使えません。

応用情報の科目B対策では解説、教材への質問、提出答案への指導を区別する。自分に必要な支援の対象と提出・返却期限を確認し、試験前に使える範囲を選ぶ。

追加質問は1枚1,320円、3枚3,300円、5枚4,400円です。回答は原則7日以内で、連休等には例外があります。試験直前には利用できない期間もあります。質問できる内容と受付期間は公式Q&A案内で調べられます。

TACの現行後期カリキュラムは科目B実力テストとWeb公開模試にCBT対応の表示があります。一方、公開されている模試の詳細ページは2026年前期向けで、記載された返却日程を後期商品へそのまま移すことはできません。

TACのCBT対応案内は前期講座の答案データ提出にWord・Excelを使うと説明しています。学校のデータ提出や画面演習を、本試験の画面を完全に再現した体験とは呼ばず、後期の提出形式・採点対象・返却までの日数は対象コースの案内で確かめる必要があります。

スタディング2026年度版は2027年3月31日までで、教材は全てリリース済みと案内されています。質問は試験直前期に別の利用条件があります。

TAC後期の商品ページは冒頭や開講案内で2027年3月末とする一方、フォロー説明や単科講義などに2月末の表記が残っています。3月の科目B直前まで質問や答案返却を使いたい人は、購入前に学校からその期限の回答を得る必要があります。

本試験は各科目150分です。PCで問題を読む時間と記述を入力する時間の両方を含めて練習します。2026年度の公式案内では画面上のメモ・電卓に加え、メモ用紙1枚と筆記具が配られます。解法が分かっていても入力で時間を使うため、視聴とは別の練習が必要です。

TAC上級Bにデータベースを足す例では総額93,200円

TAC上級Bにデータベースを足す例は、入会金と本試験を含めて93,200円です。67,000円+8,700円+新規入会金10,000円+本試験7,500円で計算しています。使う講義は情報セキュリティ・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査・データベースの5分野です。

95,000円の予算なら、Bにデータベースを足しても1,800円が残ります。全分野コースは入会金と試験料を合わせて111,500円です。他の分野の講義を使わないなら、この例ではBとデータベースの組合せが第一候補になります。ただし、送料なども残額に収まり、必要な時期まで支援を使えることが条件です。

初学者は動画だけで約122時間かかる例もある

スタディング初学者コースは動画だけで計約122時間あります。内訳はITパスポート約32時間+基本情報科目A約38時間+AP科目A約30時間+AP科目B約22時間です。基礎を広く学び直せる分、予定に入れる学習量も増えます。

週6時間を16週間続けても96時間です。動画を全部見るだけで26時間足りず、復習や問題演習にはさらに時間がかかります。基礎から学ぶなら、週に学ぶ時間を増やすか、受験までに何を学べるか計画を組み直す必要があります。

初学者コース54,800円と本試験7,500円の合計は62,300円で、印刷・交通費は別です。2027年度の新制度を目指す場合は現商品を自動更新する前提にせず、対応範囲が明示された講座を選びます。

よくある質問

基本情報に合格したら、応用情報の科目Aも免除ですか?

FEの科目A免除と、応用情報の受験は別です。IPAのFAQはAPに免除制度はないと説明しており、AP合格を基に高度試験の科目A-1免除を申請する制度も、AP自身の科目Aを免除する意味ではありません。

スマホで講義を見られればCBT対策も終わりですか?

動画で理解した後は、PCで問題を読んで記述を入力する練習が必要です。制限時間内に解き終えるには入力にも慣れる必要があるため、視聴だけで準備が終わるわけではありません。学校の演習形式と本試験の操作説明が練習の参考になります。

TACのA・Bコースなら、試験で選ぶ分野を決めてよいですか?

商品に含む講義範囲は決まっていますが、本試験の出題や自分の得意分野まで保証されるわけではありません。問題を解いて候補を選び、別分野の講義を追加する場合は総額を再比較します。

学ぶ分野に合う講座で記述の練習を進める

オンラインで全分野を学ぶならスタディング、紙教材と分野別講義を組み合わせるならTAC上級が候補です。基礎の復習が必要なら、その動画時間も計画に入ります。受験する年度の教材がそろい、必要な時期まで支援を使える講座を選びます。科目Bを時間内に解く練習にも時間を残します。

比較の範囲

2026年10月1日の制度・商品条件・カリキュラム画像に基づく比較です。講座を受講した評価や答案返却の実測は含みません。TACの後期向け提出形式・返却日程・一部支援期限は、掲載情報だけでは確定できていない点として残しています。

書いて整理したい方には、年度・講義分野・支援を保存する購入判断票 記入用(PDF)も使えます。

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